不動産投資を行うにあたって、まず気になるのが事前に準備しておくお金です。いくらの資金があれば始めることができるのか、よくわからない方が多いでしょう。
実は不動産投資は思われているよりも少額で始めることができます。40代以上から着手できるイメージの多い不動産投資ですが、20代や30代でも問題なく始められます。
では実際にどれだけの資金が必要なのか、どうやって始めるのかを学んでいきましょう。
目次
不動産投資は100万円からできる
不動産投資といえば何千万もの資金が必要と思われがちですが、実は100万円から始めることが可能です。
もちろん100万円で不動産は購入できませんので、銀行からの融資が必要となります。
「ローンを組むことに抵抗がある」
「銀行から融資を得られるか不安」
銀行から融資を受ける際に、不安を抱える方が大半です。銀行からの融資を受けることは思っているよりも簡単で安全ですので、ぜひ検討してみましょう
ローンを組むことによるメリット
ローンを組む大きなメリットは以下3点です。
- 手持ち以上の不動産投資を行える
- 負担がかからない
- 若くても不動産投資を始めることができる
ローンを組むことでマイナス面が注目されることが多いですが、デメリット以上に大きくメリットを受けることができます。順に解説していきます。
手持ち以上の不動産投資を行える
銀行からの融資があれば手元に大金がなくとも、融資を元に手持ち以上の不動産投資を行えます。投資額が大きければ大きいほど、リターンも大きくなりますので、より効率的に不動産投資を行うことができます。
負担がかからない
ローンを借りる上で一番不安になるのが返済の目途でしょう。不動産投資の融資の場合、返済は家賃収入から行うため、個人の負担は小さくなります。
ローン返済が終われば、そのまま家賃収入を手にいれることができます。
若くても不動産投資を始めることができる
どうしても100%自身の貯金額で不動産投資を始めるとなると何千万もの資金が必要になります。そうなると20代、30代のうちに始めることが難しくなってしまいます。
不動産投資はできるだけ早くに着手すればするほど有利になりますので、若くして始められるということはとても大きなメリットといえます。
ローンを組むことによるデメリット
ローンを組むデメリットは以下2点です。
- 金利変動
- 空き室リスク
ローンを組むにあたってどうしても避けられないデメリットはあります。どのようなデメリットがあるのか、しっかりと理解したうえで融資を受けるようにしましょう。
金利変動
ローンを受けた後に金利が上がってしまえば、もちろんローンの金利も上がってしまいます。ローン返済額が上がってしまうことになりますので、毎月の支払額が上がり、負担が大きくなってしまいます。
ローンを組む前に固定金利を選ぶことで、このデメリットは回避できます。固定金利であれば何年たっても金利は変動しませんので、計画的な返済プランをたてることができます。
空き室リスク
不動産投資を行う上で避けて通れないのが空き室リスクです。家賃収入を元にローン返済を行いますので、空き室になってしまえば負担は大きくなってしまいます。
サブリース制度を活用すれば、このデメリットは回避することができます。サブリース制度とは又貸しのことで、管理会社に自身の不動産を貸し出すことで、管理会社がさらに入居者に不動産を貸し出すことができます。
できるだけ空き室リスクを抑えるためにも、サブリース制度の活用を検討しましょう。
銀行から融資を受けられる基準は低い銀行から融資を受けられる基準は以下4点です。
- 借り入れの有無
- 年収(400万円以上)
- 勤続年数(3年以上)
- 勤め先
特に重要視されるのが借り入れの有無と年収。勤続年数は3年未満でも他の基準を考慮して、条件が緩くなる可能性があります。
勤め先はさらに細かい基準がもうけられており、以下3点にわけられます。
- 勤務先規模
- 資本金、売上、従業員数など企業としての体力
- 社歴
上場企業であったり、経営年数が長い企業に勤めている場合に優遇されます。さらに公務員であれば上記基準と関係なく、融資基準は優遇されます。よって公務員の方はサラリーマンと比べて、不動産投資を始めやすいといえます。
不動産投資は手持ちが少なくともすぐに始めることができる
不動産投資は銀行からの融資を受けることで、たとえ手持ちが少なくとも始めることができます。銀行から融資を受けるには審査を通過する必要性がありますが、その審査基準も想像と比べると厳しいものではありません。
不動産投資は始めた時期が早ければ早いほど有利です。手持ちの資金が少ないからといって先延ばしにしていると、どんどん受けられるリターンが少なくなってしまいます。
不動産投資は手持ちの大きさはそこまで関係ありません。銀行からの融資を活用して、不動産投資をはじめましょう。