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【初期費用】太陽光発電は土地代も必要になってくる
初期費用でみると、太陽光発電の場合、10kW以上のシステムであれば約200万円で購入できます。対して、不動団投資は投資対象となる物件の立地条件や築年数によって初期費用が異なり、ものによっては数百万、時には億単位の費用が必要になるケースもあります。単純にシステムの費用だけを考えると、太陽光発電の方が、初期費用を抑えられます。 ですが、太陽光発電投資には、システムを設置する土地も必要となってきます。一般的に、10kW以上のシステムを設置するとなると100平方メートル、テニスコート半面ほどの大きさの土地を用意しなければなりません。 仮にその土地を自分で所有していれば問題ないですが、土地がない場合は、改めて土地を借りるか購入する必要があります。【借り入れ】不動産投資向けローンは多くの金融機関が提供している
初期費用を借り入れるとなると、不動産投資向けローンは多くの金融機関が提供しているため、金利などを検討して適したローンを組みやすいといえます。一方、投資用の太陽光発電ローンとなると、不動産投資ほど提供している金融機関は多くなく、選択の幅が少なくなる傾向にあります。不動産投資ならローン時に団信に入るから安心
初期費用を借り入れる際、不動産投資の場合は、団体信用生命保険(団信)に加入します。団信に加入することで、オーナーが死去した場合でも、ローンの残債を団信に支払った保険金で相殺できるのです。つまり、万が一のことがオーナーに起きても、ローンはなくなり、遺族には物件だけ残ります。そのため、家族への負担も少ないといえます。【利回り】利回りはともに10%<ほど
年間でどれほどの収益が見込めるかを測る「利回り」ですが、その割合はともに10%ほどです。株式投資では、利回り2%以上が高配当と言われることを考えると、不動産投資、太陽光発電投資ともに高い利回りといえます。 ですが、不動産投資に関しては、部屋に空室が生まれてしまっては収益を見込めません。同様に太陽光発電投資も、日照時間は短い地方や豪雪地方では発電が効率よく行えません。どちらの投資も事前に土地選びが重要になってきます。太陽光発電投資は天候に左右される
太陽光発電は天候に左右されてしまいます。太陽光を電気に変える効率「変換効率」は日々向上していますが、結局は、天候に委ねるとこも少なからずあります。 一方、不動産投資は空室が出た場合、大手不動産情報サイトに掲載したり、補修作業を行ったりと、空室対策を打てます。この点を考えると、不動産投資の方が、収益損のリスク回避を自らとれる投資といえます。太陽光発電の売電価格は下落している
太陽光発電では、10kW以上のシステムが投資(事業)用とみなされます。10kW以上のシステムの場合、20年間固定の金額で売電できることが、固定価格買取制度によって認められています。 この制度は2012年よりスタートしていますが、1kWあたりの売電価格は年々下がっています。年度 | 価格 |
2012年 | 40円+税 |
2013年 | 36円+税 |
2014年 | 32円+税 |
2015年 | 29円+税 |
2016年 | 24円+税 |
2017年 | 21円+税 |
2018年 | 18円+税 |