2019年2月19日
比べてみよう!不動産投資とソーシャルレンディング徹底比較
副業として注目を浴びる投資にはさまざまありますが、その代表的なものとして不動産投資が挙げられます。加えて最近では、企業と投資家をマッチングさせる「ソーシャルレンディング」を介した投資も話題となっています。
今回はこの2つの投資を徹底比較して、それぞれの特徴を解説します。
不動産投資であれば2つの収入源がある
収益を得る方法ですが、不動産投資はインカムゲイン(家賃収入)とキャピタルゲイン(物件売却収入)の2つがあります。一方、ソーシャルレンディングの場合、分配金から得るインカムゲインだけです。この点では不動産投資の方が、収益を得るチャンスが多くあるといえます。
キャピタルゲインはキャピタルロスの可能性もある
キャピタルゲインが得られる不動産投資ですが、物件の価格が下落してしまうと、キャピタルロスが生まれることがあります。
つまり、売る時のタイミングを見極めることが非常に重要になってきます。
利回りはソーシャルレンディングが約8.5%で不動産投資が約5.7%
いくらの収益が望めるかの指標である「利回り」ですが、ソーシャルレンディングが約8.5%、不動産投資が約5.7%といわれています。
不動産投資の利回りは、物件管理に関わる費用を考慮しない「表面利回り」です。そのため、本来の利回り(実質利回り)なると、5.7%を下回ってしまいます。
実質利回りは、家賃収入から年間の経費を引いた数字を、物件の購入価格で割ると求められます。
また、ソーシャルレンディングは分配金額そのままが利回りとなりますが、口座へ出金する際の手数料がかかることもあります。
不動産投資であれば金融機関から融資が受けられる
投資には元手が必要です。この元手を得るための手段が金融機関からの借り入れですが、ソ−シャルレンディングの購入を目的に金融機関からの融資は受けられません。
一方、不動産投資であれば、各金融機関がさまざまな融資商品を用意しています。
不動産投資の融資は自己資金の何倍もの負債を背負う可能性も
不動投資は、金融機関からの融資をうけられるため、自己資金の何倍もの利益を生み出せます。その半面、自己資金の何倍もの負債を背負ってしまう可能性もあります。融資を受ける際は、なるべく低金利な商品を選び、返済の計画を立てておきましょう。
また、金利上昇の影響を受けることもあるため、ローンを組む際は、固定金利かつ低金利な条件を選ぶようにしましょう。
不動産投資であれば節税対策になる
不動産投資であれば、給与の所得と不動産での士収入を通算できます。そのため、不動産投資で赤字となった場合、給与とあわせた節税が可能です。
また、不動産投資は減価償却費や修繕費をはじめとして、さまざまな経費計上が認められているため、節税ができます。
対してソーシャルレンディングで得る分配金は雑所得とされ、不動産のように給与と損益を通算できません。
また、計上できる経費も、不動産より少なく、節税対策に適しているといえません。
不動産であれば管理をプロと二人三脚で行える
投資で大事なのは、購入後の管理です。不動産投資の場合、管理や賃貸契約、家賃収納などを不動産管理会社に委託できます。ですが、修繕や募集条件の変更など、投資家が自らコントロールして、管理会社ととりかかることができます。
一方、ソーシャルレンディングは、投資後が関与することはありません。そのため、融資先の経営状態が悪化していっても、投資家は手立てを講じられません。
不動産投資はリスク対策が自分で講じられる
不動産投資はソーシャルレンディングよりも多額の投資資金が必要となります。そのため、失敗すると多額の負債を背負うというリスクもあります。
ですが、不動産投資で発生するリスクは自身で対策を講じられるものばかりです。
不動産投資をはじめる際は、起こりうるリスクを想定して、事前に対策を練っておきましょう。
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