なぜ医師が不動産投資に向いている?失敗しないために気を付けること

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医師は、不動産投資に向いていると言われる職業の1つです。

しかし、資産形成ができるからと不動産投資会社に勧められて不動産投資を始めたものの、失敗してしまう医師の方もいるという話を時折耳にします。

いくら向いているとはいえ、医師が不動産投資を行うメリットだけでなく、適切な方法や注意点を知っておかないと、失敗に結びついてしまうものです。

 

今回は、医師の不動産投資について調べている方へ、医師に不動産投資をおすすめする理由と、医師が不動産投資をするにあたっての注意点を詳しく解説していきます。

 

医師に不動産投資をおすすめする理由

まずは、不動産投資を行ううえで、医師という職業ならではのメリットを4つご紹介します。

 

節税の効果が大きい

不動産投資は、年収が高めである場合に所得税や相続性対策にもなります

医師は他の職業と比べても高収入だと言われますが、所得税は累進課税のため、年収が高いとその分所得税の納税額も高くなってしまいます。

 

国税庁の所得税速算表によると、年収700万円の場合には所得税率が23%ですが、医師の平均年収と言われる所得1,500万円の場合は、所得税率が33%です。

この年収1,500万円の一部で不動産投資を行った場合、物件購入費や減価償却費などが必要経費と見なされますので、課税所得額を抑えることができます。

つまり、所得が高い医師の場合、不動産投資を行うことで高い節税効果が得られ、結果的にプラス収支となることが多いです。

 

相続税もかなりの節税を期待できる

不動産投資を行う物件がマンションなどの場合、賃貸経営をすることで不動産の評価額が時価よりもさらに下がることをご存じでしょうか?


相続税についても、家族に現金を残すよりはマンションなどを購入し不動産として残すことで、建築費の5~6割が相続税評価となることから、相続税評価額が下がり、大幅の節税を期待できます。

 

不動産投資における相続税について解説している記事もぜひご覧ください。

 

属性が高いのでローンが通りやすい

医師と一言で言っても、勤務医や開業医など勤務体系や収入もさまざまですが、不動産投資で金融機関のローンを利用する際には、その属性の高さがとても有利に働きます

所得の多い人は返済能力が高く、信用力があると見なされます。

 

お金を貸す側である金融機関にとっては、信用力の高い人へ融資したいものです。

金融機関によっては、医師向けの金利が用意されている場合もありますので、医師であればより有利な条件で融資を受けることが可能です。

 

キャッシュフローを出しやすい

キャッシュフローとは、家賃収入から諸経費(ローンも含む)を引いた残額のことです。

高収入であるということは、その分ローンの頭金も多く用意できるということです。自己資金が多いとローンでの借入額が少なくて済みますので、キャッシュフローを生みやすくなります。

 

仕事が忙しくても無理なく運用できる

高収入の代わりに激務でも知られる医師の皆さんには、株式など常に動向を見守る必要のある投資は不向きだと言えるかもしれません。

不動産投資の場合は、業務のほとんどをアウトソーシングできるため、仕事が忙しくても無理なく運用できますのでおすすめです。

 

不動産投資で失敗しないためには?

節税にもなり、ローン審査も通りやすく、アウトソーシングでキャッシュフローも出しやすいなど、医師の皆さんには多くのメリットをもたらす不動産投資ですが、実際には失敗するケースもゼロではありません。

大きな資産ともなる不動産投資で失敗しないための3つのポイントをご紹介します。

 

不動産投資会社選びを慎重に行う

どんな職業の方が不動産投資を行う場合でも、不動産投資会社選びはとても重要なポイントです。物件を購入しようと考えているエリアで物件販売の実績が高く、メリットだけでなくデメリットもきちんと教えてくれる不動産会社を選ぶようにしましょう。

 

ところが、数ある不動産投資会社の中から選ぶのは至難の業でしょう。

複数の不動産投資会社を無料で比較してくれるサイトもありますので、利用してみてはいかがでしょうか。

 

キャッシュフローを意識する

医師の皆さんは所得が高いことから、多額のローンを組むことも可能です。大量の資金を借りた場合、損害が出た際の損失も大きくなりますので注意してください。

自己資金が多いからと言って油断をせず、キャッシュフローを常に意識して運用していきましょう。

 

不動産投資がうまくいっている人のブログを読む

信頼できる不動産投資会社を見つけ、たくさんの情報を得ることと同じくらい、経験者の体験談を聞いたり読んだりすることも大切な手段の1つです。

とくに不動産投資がうまくいっている人のブログから得る情報は、信ぴょう性があります。不動産投資の流れを具体的に理解するのにも役立ちます。

 

医師が不動産投資をするにあたっての注意点

不動産投資を医師が行う場合、ぜひ事前に知っておいていただきたい3つの注意点はこちらです。

 

毎年必ず確定申告をする

不動産経営による所得が年間で20万円を超える場合には、確定申告をする必要があります。

高所得で確定申告をせずにいると、税務調査の対象となってしまいますので、毎年必ず確定申告をするようにしましょう。

 

確定申告は、税理士にお願いすることも可能ですので、多忙で個人での対応が難しい場合は、頼ってみるのもいいでしょう。

 

属性が高いことに目を付けた悪質な業者に狙われやすい

医師という属性は、不動産投資会社からすると高額ローンを組めるよいお客さんです。言い方を変えれば、よいカモにもなりやすいということでもあります。

悪徳業者に狙われやすいことを忘れずに、常に用心しながら判断していきましょう。

 

医療法人の名義では収益条件を保有できない

個人病院などの先生で医療法人化している場合、公益性と非営利性という点により、医療法人は原則として収益業務は禁止されています

特別医療法人など、いくつか例外はありますが、不動産経営を行いたい場合は、基本的に医療法人化していないほうが何かとスムーズです。

 

まずは区分マンションから始めてみよう

医師を職業に持つ方が不動産投資を始める場合、区分マンションを対象物件とするのがよいでしょう。

区分マンションとは、マンション一棟丸ごとを購入するのではなく、1部屋もしくは数部屋を購入するというものです。

 

初めての場合は、不動産投資の仕組みや流れを知ることができる、必要資金が少額で済むという点で1Rマンションからスタートするのがおすすめです。

 

まとめ

医師は属性が高いことからローン審査に通りやすいというメリットがあります。

また、高所得による高い税金を抑える節税方法としても、不動産投資は向いています。

 

節税方法にはふるさと納税といった手段もありますが、不動産投資のほうが金額的にも高い節税効果を望むことが可能です。

医師ならではのメリット、注意点をしっかり把握して、ぜひ区分マンションから始めてみてはいかがでしょうか。

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