投資家になるにはどうすればいい?失敗しないための5ステップ、生活スタイルを解説します

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豊かな生活を送るために、株式や不動産などの投資に興味をもっているかたも多いことでしょう。
投資をおこなう「投資家」になりたい場合、どんなことからはじめればよいのでしょうか。

 

今回は投資家になりたいと考えている人に向けて、投資家の特徴や生活スタイル、投資家になるための5つのステップをご紹介します。

投資家とはどんな人?

「投資家」と一言でいっても、実は以下のようにいくつか種類があります。
ここではそれぞれのメリットやデメリット、年収や保有資産について解説します。

 

「個人投資家」と「機関投資家」の違い

投資家は「個人投資家」と「機関投資家」の2つに大別することができます。


個人投資家は、自分の資金をどんなものに投資するか、投資先や種類を自分で決めておこなう人です。
これに対して機関投資家は、個人の出資金を集めて運用する金融機関(投資信託会社・保険会社など)のことを指します。

 

それぞれの違いは以下のとおりです。

 

個人投資家 機関投資家
特徴 個人
(中学生~大人まで年齢層の幅は広い)
法人
(投資信託会社・保険会社などの金融機関)
資金の出所 自己資金 個人から集めた出資金や調達した資金
運用額 小さい 大きい
メリット 自分で投資商品や売り買いの時期を選択できる 投資のプロが運用するため、投資の助言を受けることができる
デメリット ・資金力が限られている
・勉強不足の場合、失敗するリスクもある
・会社の方針により売買時に制限がかかることがある
・穴場的な銘柄には縁遠くなる

 

日本証券業協会が2020年に5,000人を対象に行った個人投資家の意識調査によると、個人投資家に多い職業では第1位:無職・年金のみ(全体の23.1%)、第2位:管理職以外の勤め人(21.4%)、第3位:専業主婦・主夫(18.3%)となっています。

 

また、個人投資家の年齢層は「70歳以上」がもっとも割合が高く、ほかの年代はそれぞれおおよそ同じくらいの比率で分布しているようです。
こちらの意識調査では20代以降の人を対象としていますが、なかには中学生や高校生で投資をはじめた個人投資家も少なくありません。

 

※参照:個人投資家の証券投資に関する意識調査報告書(2020年12月)|日本証券業協会

「専業投資家」と「兼業投資家」の違い

個人投資家は、さらに「専業投資家」と「兼業投資家」の2つにわけられます。
文字通り、専業投資家は投資のみで生計を立てている人であり、兼業投資家はメインの仕事のほかに副業として投資をおこなっている人です。

 

それぞれの違いは以下のとおりです。

 

専業投資家 兼業投資家
生活資金源 投資のみ 給与+投資
メリット ・日中いつでも投資の取引が可能
・投資に集中できる
・投資のタイミングを逃しにくい
・生活費と投資資金をわけて考えられる
・失敗しても生活費に影響が出ない
・住宅ローンを組みやすい
デメリット ・失敗すると生活費に影響が出る
・住宅ローンの審査にとおりにくい
投資の勉強に多くの時間を割くことが難しい

 

専業投資家は収入が不安定になる分、時間を自由に使えるため、投資に集中することができます。
兼業投資家も多くのメリットがあり、専業と兼業を行き来する人も多いです。

 

投資家の年収はどのくらい?

上記の投資家意識調査によると、投資家の平均年収は423万円となっています。
年収の分布をみると、300万円未満から2,000万円以上まで8区分あり、そのうち「300万円未満」が45.1%ともっとも高い割合となっていることがわかります。

 

投資家の保有資産はどのくらい?

同様に、保有資産も調べてみたところ、投資家の平均保有額(推計)は1,610万円となっています。
保有資産の分布をみると、10万円未満から5,000万円以上まで10にわけられ、そのうち「1,000万~3,000万円未満」が26.0%ともっとも割合が高くなっていることがわかります。

 

投資家の生活スタイルは?投資の種類別に解説

個人投資家の生活スタイルは、投資の種類によって異なります。
ここからは個人投資家(専業・兼業)にスポットを当てて解説していきます。

 

不動産投資の場合

不動産投資は比較的時間にゆとりをもちやすく、兼業投資家がおこなっていることが多いです。
不動産投資による月々の家賃収入から、ローンの返済、手数料の支払いなどをおこないます。
これらの支払いを滞らせないためにも、空室リスクの少ない駅近物件などを選ぶのがポイントです。

 

副業として不動産投資をおこなうのであれば、ローン審査にとおりやすいサラリーマンが向いています
安定した収入があるため、不動産投資の資金も効率よく貯めることができます。

 

デイトレードの場合

デイトレードとは、株式やFXなどの銘柄を購入したその日に売るという日計り取引(ひばかりとりひき)をおこなう投資のことを指します。
最新の情報を常に追いかける必要があるため、デイトレードをおこなうのはほとんど専業投資家です。

 

複数のPCやモニターをチェックしながら、一瞬のチャンスをねらっています。
デイトレードに多くの時間を割くことができる大学生やご年配のかたが主におこなっています。

 

投資信託の場合

投資信託では、投資信託会社がたくさんの投資家から集めた資金をまとめて、プロの目で選んだ商品に投資します。
提案・運用・管理は投資信託会社が行ってくれますので、投資に時間を割けない人に向いているといえるでしょう。

 

配当・株主優待の場合

専業の場合、生活に困らない程度の配当(収入)を得られるようなポートフォリオと、億単位の投資資金が必要です。
生活用品の購入や食事、イベントへの参加なども株主優待を利用しますので、日常的に現金の減りは少なくなりますが、上記のような株主優待の権利を行使する時間と体力が必要となるでしょう。

 

兼業の場合は数万円という少額からはじめることができるので、高校生や大学生など、お年玉やお小遣いを貯めた資金でも挑戦することが可能です。

 

外貨預金の場合

外貨預金は、外貨の金利と円と外貨の為替差益で利益を得る投資方法です。
じっくりと検討できるので、忙しいサラリーマンの兼業投資にも向いています
また、為替相場は社会情勢に大きく影響を受けますので、日々のニュースをチェックすることが重要です。

 

投資家になるにはどうすればいい?失敗しないための5ステップ

ここでは投資家になるための方法を解説していきます。
投資で失敗しないためにも、以下の5つのステップを押さえるようにしてください。

 

①投資でいくら稼ぎたいのかを決める

生活費を投資のみに頼る専業投資家を目指す場合は、とくに重要なポイントとなります。
兼業の場合でも、目標額を決めることでモチベーションが上がるようになります。

 

②投資の種類を決める

専業と兼業のどちらにするかによって、より失敗のリスクが少ない投資の種類も決まってきます。
兼業投資家の場合は、その候補のなかから選び、自分に合った投資に挑戦してみるとよいでしょう。

 

③投資スタイル(運用スタイル)を決める

投資スタイルとは、投資の考え方や手法のことです。
投資の種類によって運用期間はそれぞれ異なり、安全運用型や積極的運用型など手法もさまざまです。

 

運用期間に限れば、投資に長い時間を要する中長期投資、数日~数週間を要するスイングトレード、すでにご紹介した1日完結型のデイトレードなどがあります。
このようなさまざまな運用方法についてしっかりと勉強し、実践していくことが重要です。

 

④投資に使える資金を明確にする

基本的に投資とは生活費を削っておこなうものではなく、余剰金でおこなうのがベストです。
投資の種類やスタイルを決めたあとは、その投資に必要な資金と自分が出せる金額のバランスを考えながら、使える資金を明確にさせます。

 

⑤投資を実践する

初心者の場合は不安を感じることも多いので、同じ種類の投資をおこなっている個人投資家の真似をしてみるなど、投資を実践する前にリサーチをしっかりとおこないましょう。

 

株式投資なら証券会社に口座開設する、不動産投資であれば不動産投資会社比較サイトで不動産投資会社の候補を決めるなど、少しずつ進めていくとよいでしょう。

 

まとめ

専業投資家になるためには莫大な自己資金が必要で、限られた人でなければ難しいですが、兼業投資家であれば比較的簡単になることができます。
資金さえあれば誰でも挑戦可能なのが兼業投資家のメリットだといえます。
投資家になりたいと思ったら、ご紹介した5つのステップをしっかりと押さえ、下準備を整えてから臨みましょう。

 

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