不動産投資はなぜ注目されているのか
不動産投資はミドルリスク/ミドルリターンの投資
投資を行う際に考えなければいけないのがリスクとリターンです。
たとえば銀行預金はローリスク/ローリターンの投資です。
現在の日本で銀行にお金を預けておいてもほとんど金利はつきませんが日本が壊滅するほどの戦争や災害が発生しない限り預けたお金が失われるということはまずありません。
逆にハイリスク/ハイリターンの投資がFX(外国為替取引)です。
FXでは手元の資金以上の取引ができるレバレッジというシステムがあるので僅かな期間で資金を10倍にすることすらできますが、一瞬で投資した資金全てを失う可能性もあります。
多くの人は老後の資金作りを投資の目的にしているので増えないのは困るけど全てを失ってしまっては元も子もないと考えています。
そこで浮かび上がってくるのがミドルリスク/ミドルリターン投資の代表例である不動産投資です。
不動産投資の大きな特徴は実体が伴ったものに対する投資ということです。
株式投資では上場企業が倒産や上場廃止になってしまえば所有していた株式は紙切れ同然になってしまいますが、不動産投資で持っていた土地の価値がゼロになるということはまずありません。
もちろん土地価格の下落などで資産価値が目減りするリスクもありますが逆に価格上昇で大きな利益を手にするチャンスもあります。
不動産投資はインカム・ゲインとキャピタル・ゲインが人気
不動産投資が人気なのはインカム・ゲインとキャピタル・ゲインを得られる投資だからです。
キャピタル・ゲインとは投資した資産から安定、継続的に得られる現金収入のことです。
不動産投資では大家としての家賃などがこれにあたります。
投資した不動産を利用したい需要があるならば投資に使った費用はこれらの収入で相殺することができます。
キャピタル・ゲインは保有していた財産の価値が上昇したことで得られる利益です。
不動産投資では二束三文で買った田舎の土地が新幹線の通り道となり数倍の値段で買い上げてもらえたといったパターンが該当します。
また不動産投資は、購入後は運を天に任せるしかない他の投資と違い投資者の工夫や努力によってこうしたゲインを能動的に増やすことができます。
その代表的な手段がリノベーションです。
見た目がいまいちであった物件を購入し塗装を施せば物件の価値は向上し高額の家賃収入を得ることができるようになるでしょう。
中には業者を使わず自力でリノベーションを行い人気のない物件を購入→再生→売却を繰り返し莫大な利益を稼ぐ人もいます。