コロナ渦の影響はいまだ大きく、目まぐるしく変わる世界情勢の中で、将来の安定収入を得るのはそう簡単なことではありません。
そんな激動の時代でどうすれば安定した収入を得られるのかと思案している方も多いのではないでしょうか?
株式会社トラスティーパートナーズの代表取締役社長、関野大介氏は「将来の安定収入を得るための不動産投資術」で、不動産投資のプロの目線から不動産投資術について語ります。
この本を読めば、ワンルームマンション投資とは何か、コロナ渦で不動産投資はどのように変わったのか、具体的な収支のシミュレーションなどについて理解できます。
- はじめに
- 巻頭対談 ワンルームマンション投資のリスクとメリット 馬渕磨理子 (経済アナリスト)/関野大介
- 第1章 コロナ禍で変わった世界と不動産投資
- 第2章 生活不安に立ち向かうための投資とは
- 第3章 バランスシートを活かしたワンルームマンション投資
- 第4章 ワンルームマンション投資に失敗しないために
この本には、ワンルームマンション投資を始めるために必要なすべてが詰まっています。
目次
ワンルームマンション投資のリスクとメリット
本書は、テレビにも多数出演している経済アナリストの馬渕磨理子氏と関野大介氏との対談で始まります。
関野氏は、冒頭からワンルームマンション投資のリスクとメリットについてズバリと語っています。
トラスティーパートナーズはワンルームマンション投資をメインに扱っていますが、それは、ワンルームマンションがリスクの低い投資対象だからです。
ワンルームマンション投資は金融機関から全額借り入れも可能で、しかもリスクが低いと言われています。
そのため非常に手堅い資産運用法で、これから投資を学ぶ人の絶好の材料なのです。
そう語る関野氏は、不動産投資業界で急成長を遂げている株式会社トラスティーパートナーズの代表取締役社長であり、非常に説得力があります。
トラスティーパートナーズは、不動産投資業界のなかでは異色の存在です。
聴き手の馬渕磨理子氏も、トラスティーパートナーズは不動産業界では際立った存在感を持っていると言います。
不動産業界には強引な営業手法を使うような、悪いイメージがどうしても付きまといます。
実際、関野氏自身も若い頃に「アポ電」をはじめとした、強引な営業手法を使ったことがあると言います。
しかし、トラスティーパートナーズはそのような営業活動を見直し、販売ノルマがないホワイトな働き方へ転換を遂げました。
東京や神奈川での単身世帯によるワンルームマンションの需要は高く、供給量も維持しやすいため、需要と供給のバランスが取れています。
そのような安定したワンルームマンション投資のマーケットに重心を置いた経営で、トラスティーパートナーズは飛躍的に売り上げを伸ばしました。
アポ電や飛び込み営業などは一切おこなわず、業界では珍しい会員制を採用し、顧客とのコミュニケーションやアフタフォローにも力を入れています。
その結果、グループで約60億円を超える規模へ成長したのです。
そんな成功した経営者でもあり、不動産投資のプロでもある関野大介氏が語るワンルームマンション投資術には、非常に興味深いものがあります。
この本では、ワンルームマンション投資の極意だけでなく、一般的な老後の資産運用から具体的な投資シミュレーションまで、不動産投資のプロが余すところなく解説します。
この時代だからこそマンション投資を
時代はコロナ渦や緊張した世界情勢の真っただ中にありながら、著者の関野氏は「この時代だからこそマンション投資を」と言います。
著書「将来の安定収入を得るための不動産投資術」では、次のような章構成でワンルームマンション投資のリスクとメリットについて説得力を持って語ります。
- 第1章 コロナ禍で変わった世界と不動産投資
- 第2章 生活不安に立ち向かうための投資とは
- 第3章 バランスシートを活かしたワンルームマンション投資
- 第4章 ワンルームマンション投資に失敗しないために
ここでは、それぞれの章で語られていることを簡単にご紹介しましょう。
第1章 コロナ禍で変わった世界と不動産投資
「なぜこのコロナ渦に不動産投資?」と疑問に思う方も多いでしょう。
しかしコロナ渦だからこそワンルームマンション、特に首都圏の物件は買い時だと関野氏は語ります。
不動産投資というと、土地や建物を安く購入して高く売る「キャピタルゲイン」が主流なのではと思うかもしれません。
しかしこのような手法で利益を得るためには、豊富な資金、綿密な計算、正確な資産評価などが必要なため、完全にプロ向けなのです。
一方ワンルームマンションは自己資金ゼロでも購入できますし、コロナ渦においても需要はあり、しかもリスクが低いです。
そのため、コロナ渦でも安定収入が期待できる初心者向けの投資方法と言えます。
この章を詳しく読めば、ワンルームマンション投資のリスクの低さについて詳しく理解できるでしょう。
第2章 生活不安に立ち向かうための投資とは
第2章では少し視点が変わり、生活不安に立ち向かうための投資とは何かについて語られます。
日本では少子高齢化が進み労働人口が減少しています。
そのような中、老後にどれだけの公的年金や厚生年金をもらえるのか、企業年金や確定給付型年金はどうかなどについて説明しています。
さらにiDeCoや株式投資、債券投資、投資信託などの投資方法についても触れます。
老後の収入はどうなっているのか、他にどのような投資手段があるのかを網羅的に理解できるでしょう。
自分の老後の収入は今の社会制度の中でどうなっているのかを具体的に知りたい方は、ぜひお読みください。
第3章 バランスシートを活かしたワンルームマンション投資
ワンルームマンション投資はリスクが低く、老後に向けての投資が重要であることがわかると、ではどのように投資していけば良いか知りたいと思います。
第3章では、ワンルームマンション投資の詳しい特徴や注意点について、不動産投資のプロの視点から詳しく語られます。
さらに、具体的に35歳で2,500万円クラスの物件を買うとどうなるのか、自己資金ゼロで購入するケースについて不動産投資のプロがシミュレーションします。
コロナ渦で東京の人口が減少している状況でのマンション需要や、節税対策についても幅広く触れています。
不動産投資のプロによる購入額や収支のシミュレーションは、これからマンション投資を始める人にとって非常に役立つでしょう。
第4章 ワンルームマンション投資に失敗しないために
ここまでの内容で、ワンルームマンション投資について一とおり理解した後も「やはり、失敗するのでは?」と不安に思う人もいるかもしれません。
不動産業界には無差別な電話や訪問などによる強引な営業手法をおこなうような、悪いイメージがいまだに根強く残ります。
第4章では、そのような不動産業界の悪い慣習を払しょくすることの大事さや、家賃保証型サービスにまつわるトラブルや不安について、プロの視点からアドバイスします。
この章を読めば不動産投資の不安を具体的に浮き彫りにし、対策を講じることが可能になるでしょう。
著者プロフィール
関野 大介(せきの だいすけ)
株式会社トラスティーパートナーズ 代表取締役社長
1985年12月、東京都大田区生まれ、神奈川県横浜市育ち。
2004年5月~2006年10月、クルーガーグループ株式会社にて営業職を経験。
2006年11月~2013年8月、プロパティエージェント株式会社にてアセットプランニング事業部 事業部長を務める。
2013年9月にトラスティーパートナーズ株式会社を設立、代表取締役社長に就任。グループ会社のトラストコンサルティング株式会社の取締役会長を兼任、その他数社に出資し、経営に参画。
著書に『秘訣は不動産会社選びだった ワンルームマンション投資の基本』がある。
書籍概要
『将来の安定収入を得るための不動産投資術』
著者 関野 大介
出版社 万来舎
発売日 2022年1月14日
定価 1,540円(税込)
販路 全国の書店、オンライン