インデックス投資は初心者におすすめの方法!メリットやリスクを解説

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不動産投資や株式投資など、投資の対象にはさまざまなものがありますが、「インデックス投資」をおこなっている人も多いのではないでしょうか。
インデックス投資は比較的リスクが少なく、安定的な収益を期待できる投資方法だといえます。

今回はインデックス投資の概要やおすすめの証券会社、インデックス投資のメリット・デメリットについて解説していきますので、投資方法選びの際の参考にしてみてください。

インデックス投資とは?わかりやすく解説します

まずは投資信託について把握しておきましょう。
投資信託は、複数の投資家から集めた資金をファンドマネージャーと呼ばれるプロが株式・債券などに分散投資し、投資家へ収益を分配したり還元したりする投資方法です。

インデックス投資は、いつでも購入できる「追加型」の投資信託で、広い範囲の複数銘柄に分散投資をおこなうことができます
また、日経平均株価(東証一部上場225社)・TOPIX(東証一部上場全銘柄)・NYダウ(ダウ工業株30種平均)といったインデックス(株価指数)や、債券指数に連動するように設計されているのが特徴です。

 

インデックス運用とアクティブ運用の違いとは

アクティブ運用とは、投資収益がベンチマークを上回ることを目指す運用スタイルです。
ベンチマークとはファンド(投資)の目標となる指標のことであり、その投資対象によって異なります。

このようなアクティブ運用と、代表的な株価指数に連動するように設計されているインデックス運用は、運用スタイルが対になっています。

 

インデックス投資をおこなう3つの方法

インデックス投資は以下の3つの方法でおこなうことが可能です。

 

①株価指数CFDで直接投資する

株式指数CDFとは、日経225・NYダウ・FTSE100(ロンドン証券取引所上場の100銘柄)・DAX(フランクフルト証券取引所上場の優良30銘柄)といった銘柄の株価を数値化して、原資産の価格で取引することです。

資産を保有せずに、「資産の価値」の上下を予想することで取引します。
少ない資金での取引が可能で、相場が下落した際にも利益を得ることができる可能性もあるのが特徴です。

 

②通常のインデックスファンドを選ぶ

証券会社が設定しているインデックスファンドに投資をしている方も多いのではないでしょうか。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)やiFreeレバレッジS&P500など、多くのファンドがあります。

 

➂ETF(上場投資信託)のなかからインデックスファンドを選ぶ

ETF(ExchangeTradedFunds)は、TOPIX(東証一部上場全銘柄)などの株価指数などへ連動した値動きを目指す投資信託であり、対象指数に合わせて価額が変動するのが特徴です。
取引が可能なのは、東京証券所の株式市場が開いている時間のみとなっています。

後述するQ&A「投資信託とEFTの違いって?」でも解説していますので、こちらもチェックしてみてください。

 

インデックス投資のメリットとは

インデックス投資のおもなメリットは以下の3点です。

 

メリット①:投資初心者でもはじめやすい

NYダウをはじめとするインデックス投資で代表的な株価指数の値動きを長期的に見てみると、多少の値崩れを起こしている時期もありますが、全体的には上昇し続けていることがわかります。
これまでの歴史から見ても、インデックス投資は長期的な視点では失敗しにくい投資方法だといえるでしょう。

 

メリット②:手間がかかりにくい

インデックス投資では、投資のプロであるファンドマネージャーに運用を任せることになります。
また、銘柄選びも決まっているなかから選ぶため、投資の手間も最小限で済みます

 

メリット➂:分散投資ができる

インデックス投資では、販売商品がすでに複数銘柄のセットとなっていますので、自動的に分散投資をおこなうことになります。
分散投資では一部の株価が下落した場合でも、全体的にカバーすることで、損失リスクを抑えることができるというメリットがあります。

 

インデックス投資のリスクやデメリットとは

一方、デメリットとしては以下の3点が挙げられます。

 

リスク・デメリット①:利回りが低い

分散投資では、全体的に利益が相殺されることになります。
一部の株価が高騰しても、ほかの銘柄の株価が下落してしまった場合には、プラスマイナスゼロということもあり得ます。
インデックス投資はリスクが少ない分、利回りは低いといえるでしょう。

 

リスク・デメリット②:元本割れのリスクがある

インデックス投資も投資の1つですので、やはり元本割れの危険性はあります。
ただし、長期的に見れば回復する可能性が高いため、インデックス投資をおこなう際には長期運用がおすすめです。

 

リスク・デメリット➂:信託報酬を支払う必要がある

インデックス投資ではプロに運用を任せることになるため、運用会社に信託報酬を支払う必要があります。
また、個別株へ投資するよりも運用コストは多くかかります
運用会社によって平均信託報酬は異なりますが、なかには1%以下という低い手数料を設定しているところも多いため、購入前によく調べてみましょう。

 

インデックス投資におすすめの証券会社3選

インデックス投資について特徴を押さえたら、次は運用会社選びです。
ここではおすすめの証券会社を3つ紹介します。

 

SBI証券

SBI証券は、ネット証券でありながら新規公開株を扱っているのが特徴です。
NISA口座で日本株を売買する場合には、手数料が無料になるのも一押しポイントといえるでしょう。

 

楽天証券

楽天証券では国内株式などの取引で楽天ポイントが使えるだけでなく、その取引額に応じて楽天ポイントが貯まります
NISA口座でもポイント投資をすることができ、うまく活用することで節税+ポイント蓄積といったメリットを得られます。

 

松井証券

松井証券は25歳以下・株式取引額が50万円まで手数料が無料のため、おもに若年層のアクティブトレーダーから好評を得ています。
ほかにもNISA手数料が無料で、フリーコールによる万全なサポート体制も整えられています。
スマホなどの媒体で使える無料情報ツールのほか、独自のサービスがたくさんあることから、今後もさらなるサービス展開が楽しみな証券会社といえるでしょう。

 

インデックス投資のはじめ方を解説!

それでは実際にインデックス投資をはじめる手順を紹介しましょう。

 

1.証券会社に口座を開く

最近では、インターネット上で口座を作ることができる証券会社が多いです。
会社によって売買手数料がかかったり、取扱銘柄が異なったりしますので、口座を開く前に確認しておきましょう。

 

2.アセットアロケーションを決定する

運用資金(アセット)をどの商品にどのくらい割り当てるのか(アロケーション)をじっくり考えます。
インデックス投資では国内株式や世界株式のほか、債券や不動産などに投資することができますが、リスクやリターンがそれぞれ異なるため、これらを事前にチェックしておきましょう。

 

3.インデックスファンドを購入する

アセットアロケーションを決めたあとは、証券会社で開いた口座でインデックスファンドを購入します。

 

4.分配方針の確認

運用後の利益・配当を含めて再投資するのか、再投資をせずに口座に分配(戻す)のかを決めましょう。

 

5.資金状況を時々チェックする

インデックス投資は経済状況を先読みしつつ、中~長期で運用していくなかでアセットアロケーションを見直しながら続けていくのがベストです。

 

インデックス投資に関するQ&A

さまざまな疑問が浮かび、インデックスファンドを購入できずに悩む方も少なくありません。
ここではよく聞かれる疑問を3つ挙げ、それらに回答していきます。

 

NISAやつみたてNISAでインデックス投資は可能?

NISAやつみたてNISAを利用して、インデックス投資をおこなうことができます。
手数料が無料になる証券会社もあるので、証券会社の利用規約などを確認してみましょう。

 

投資信託とETFの違いって?

ETFも投資信託の1つではありますが、「上場か非上場か」という点で、一般的な投資信託と区別されています
ETFは上場投資信託で、株式と同じように証券会社を通じて証券口座での売買をおこないます。
また、対象指標の値動きにすぐに反応するため、価格もリアルタイムで動くのが特徴です。

一方の投資信託は非上場であり、こちらの基準価格の決定は1日1回で、公表されるのも注文の翌営業日となります。
このように、ETFと投資信託ではさまざまな点で違いが見られます。

 

国内株と米国株(アメリカ)、どちらの投資がおすすめ?

株式には、国ごとの経済事情の変化で証券市場や為替市場に影響を与える「カントリーリスク」というものが存在します。
現在までの国内株と米国株の歴史を見てみると、それぞれの政治・経済事情の変化によって株価も値動きしていることがわかります。
そのため、どちらがおすすめかどうかの判断は難しいといえるでしょう。

 

まとめ

「インデックス投資」は、S&P500といった株価指数に連動した値動きを目指す投資方法です。
リスクも少なく、プロによる資産運用が可能ですので、投資の初心者がチャレンジしやすい投資方法です。
手数料がなるべく低い証券会社を選ぶ、生活費を圧迫しない範囲で売買をおこなうなど、コストを抑えながらインデックス投資にチャレンジしていきましょう。

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