【株式会社A-MAX 天田社長】一流営業マンからの起業 そして経営者としての考え方
インタビュアー:徳江 大介(元・不動産投資営業マン)
私は不動産投資会社で成績トップ営業マンとして6年間勤務しておりました。営業時代のお客様から「不動産会社の違いがわからない」というお言葉を頂き、今回は企業毎の“特徴”を存分にインタビューしてきました。「不動産投資を始めようと検討中のあなた」「どこの会社に任せようか迷っているあなた」是非、各企業のインタビューページをご覧になり検討材料の一つに加えてください。
一流営業マンとして活躍後、2020年に起業
株式会社A-MAXを起業したきっかけを教えてください
営業マンとしては「やりきった」ので次のステージをどうするかと考えたときに、以前から興味のあった経営を始めてみようと思ったのがキッカケです。 以前勤めていたところも良い会社でしたけど、これまで以上に良い物件や、更に上質な資産管理をお客様へご提供していきたいと思い独立しました。
開業されたのはいつ頃ですか?
2020年2月に会社を立ち上げて、宅建業(宅地建物取引業)を取得したのが3月ですね。 ちょうど新型コロナが広まってきたタイミングです。 最初は関係ないなと思っていましたが徐々に日本でも広まって、開業後「さぁこれから!」といったときに緊急事態宣言が発令されました。 「この先どうなるんだ」と思いましたね。
A-MAXを立ち上げたときに苦労されたことはありますか?
最初は小さいオフィスで始めて家賃も高くなかったので、従業員がいなかったことも含めて、そんなに大きな苦労はしませんでした。 実際に営業活動を始めたのは2020年10月からだったのですが、それまでは前職の会社にも籍を置いていました。 二足のわらじのような状態ですね。
前職の会社はすごく理解があって「営業開始出来るまで在籍してて良いよ」ということだったので、準備が整ってからスライドする形で営業活動をスタートさせました。
――徳江:「とても理解のある会社で勤めていたんですね^^」
前職を退職して起業する際には、会社とのトラブル等ありませんでしたか?
会社とはしっかり話し合っていたので、とても円満に退職できましたね。 今でもお付き合いがありますし、販売代理としても活動しています。 前職でお付き合いのあったオーナー様は今でも私が窓口になっています。 会社からは「協力してくれ」という風に言われていますね。
少数精鋭で会社を回す
現在の従業員数と事業内容を教えていただけますか?
私を含め今は10名です。 営業は私以外に2人おり、事業は物件の販売や仕入れ、管理もやっています。 管理が4名、営業が私を含めて3名、他の業務に3名で対応しています。 みんな優秀なので誰も欠けてはいけない状態ですね。
現在、社員の募集は行っていますか?
営業マンの募集はしていませんが、良い仕入れ担当者との御縁はほしいですね。 弊社のビジョンに合って、「自分も稼ぎたい+お客様にも稼がせたい」という感覚を持っている人がいいですね。
営業マン×不動産投資会社の経営者としての考え方
初めて物件を購入するお客様への対応方法を教えてください
まずはリスクをしっかり説明するようにしています。 最悪のケースや盛り込まれるコスト、予想される事態というのをあらかじめ説明すると、お客様に納得していただけます。
あとは、私も不動産投資をやってきているので、これまでの経験談をお伝えするようにもしています。 12年間の不動産投資の経験をお伝えしているので、説得力はあるかもしれないですね。
今後のビジョンを教えてください
闇雲に会社を大きくしようとは思っていません。 本当に良い物件をお客様にご紹介し続けられればと考えています。 売上目標というのもなく、「常にベストを尽くして前期を超えていく」というのが目標ですね。 売上と利益は後からついてくるので、どこよりも良い提案を続けて、胸を張って物件を売れるようにしています。
あとは過剰なコストをかけず、「適正な価格で利回りの良い物件をお客様に提供する」というのも心がけていますね。 かかったコストはすべて販売価格につながってしまい、お客様と我々の両方が苦しくなってしまいます。 弊社では、コストをカットしながら販管費を抑えつつ、商品に転化しお客様の満足度を上げていくという形です。
中長期的な目標を教えて下さい
いかに少数で最大限のパフォーマンスが出せるかというところを考えています。 この業界では、コストを削って販売価格に反映し、利回りの良い物件をお客様にご提案できるかというところが、選ばれる会社のポイントだと思います。 オフィスを広げる、社員数を増やす、シェアを取っていくというのは考えていません。 適正な価格で物件をご提案して、目の前の仕事をコツコツこなすことが大切ですね。
将来的には、1人当たりの生産性日本一を目指しています。 例えば、100人で100億円の売上よりも、20人で100億円の売上の方が意味はあると思います。 1人当たりの生産性の高さで勝負していきたいと考えています。 結果的に人件費や販売管理費の削減につながって、お客様へ還元できるので、他社との差別化にもなると考えています。 広告費とか人件費は価格に転化されていくものなので、そこをうまくコントロールできれば少人数で良い物件をたくさん売れる会社ができると思います。
関わる人が全員ハッピーになれるのが理想です。 ただ、全社員が頑張らないといけないのでサボれないですね。 社長が椅子に座って指示を出しているだけでは実現しないと思うので、私自身もガンガン働いて理想を実現させようと思っています。
最後に、インタビューをご覧になっていただいている方に対してメッセージをお願いします
不動産投資会社も多種多様な会社がありますが、どこで不動産投資を始めていただいても構わないと思います。
ただし、適正な価格がどうかを見ていただきたいですね。 特に賃料、今の中古は賃料がバラバラなので、相場をちゃんと見ていただきたいです。 金利も銀行によって違うので、最適な金利を選んで、ご自身にとって無理のない範囲で不動産投資のスタートをしてほしいですね。
【インタビュー後の感想】
今回、インタビューを受けてくれた天田社長。 実は月商6億円を売り上げた全国一を誇る営業マンだったんです (なんと本まで出版しています!『日本No1営業マンの「最速」仕事術』 )。そんなすごい人が会社を作ったもんだから、どんな話が聞けるかと期待してましたが… まさに想像以上! あくまで顧客ファースト。その為に良い物件、良いサービスを提供する事に強いこだわりをもっていることが伝わりました。 これから不動産投資を検討する方は必見の会社ですよ!(徳江)